研究課題/領域番号 |
15K01036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
白澤 秀剛 東海大学, 情報教育センター, 講師 (50548766)
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研究分担者 |
丸山 有紀子 東海大学, 情報教育センター, 准教授 (40248779)
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研究協力者 |
岩屋 裕美
結城 健太郎
及川 義道
合田日向寺 祥子
千葉 美果
藤田 健輔
長 幸平
坂田 圭司
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 主体的学習 / アクティブラーニング / 自己効力感 / 学習方略 / 主体的学修 / 学修方略 / 学習者特性 / コミュニケーション特性 / クリッカー |
研究成果の概要 |
本研究は、学生が主体的に学習するようになるプロセスをモデル化することを目的としたものである。モデル化の第一歩としてアクティブラーニングに対する自己効力感尺度を作成した。そして、アクティブラーニングに対する自己効力感が高くてもアクティブラーニングを導入した授業を望む学生は2割に満たないことが分かった。一方で、生体センサによる測定実験やアンケート調査からアクティブラーニングによって自己効力感の高低にかかわらず学習行動は活性化されることが観測された。これらの結果を受け、主体的学習行動を分類する尺度を作成し、知識獲得と不利益回避の2要因による主体的学習分類モデルを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「主体的学習」という言葉は誰もが使用しているにも関わらず、実際に評価をしようとする際の基準が明確ではなかった。本研究によって、知識や技術の獲得行動と、失敗や批判からの回避行動の2つの要因で主体的学習が分類可能であることが明らかになった。教員から見て不適切な学習行動に見える学生は、実際には失敗や批判に対する不安が大きいことが分かり、アクティブラーニングではそのような不安を取り除くような指導も重要であることが分かった。この分類尺度を使用することによって、現在の学生の主体性がどのような状態にあるのかを把握することができるようになるとともに、効果的な学習指導の実現に寄与すると期待される。
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