研究課題/領域番号 |
15K01054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 流通科学大学 (2018) 京都大学 (2017) 秋田大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
辻 高明 流通科学大学, 商学部, 特任准教授 (00454603)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 学生参加型質保証 / アクティブラーニング / 学生の眼差し / 大学教育の改善 / 評価指標 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学教育をテーマとするアクティブラーニング(能動的学習)を実践することにより、学生の大学教育や大学の授業への深い視点や思考を引き出し、それら「学生の眼差し」に基づく「質保証のための評価指標」の開発方法を提起した。具体的には、「学生コースバトル」という実践から、学生の「授業の評価指標」を明らかにし、また、「大学教育改善サロン」という実践から、学生が考える「大学教育で調査すべき事項」を明らかにした。本研究により、質保証に寄与するステークフォルダーとしての「学生」という視座を喚起し、今後の質保証への学生参加を促した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、大学教育の質保証への社会的要請が高まっている。従来の大学教育の質保証の取組としては、外部評価機関が策定した評価基準に基づく評価や、学内の教職員が実施する授業評価アンケート、IR(Institutional Research)による学生調査が中心であった。そして、「学生」は教育サービスの受け手として、専らそれらアンケートや各種調査に応答する受動的な存在に過ぎなかった。本研究は、学生参加による質保証の方法を提案している点に意義がある。また、大学教育にサービス学的な観点を取り入れることで、従来,教育学分野が中心であった評価・質保証分野を学術分野的に拡張させる点にも意義がある.
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