研究課題/領域番号 |
15K01095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
加藤 由樹 相模女子大学, 学芸学部, 准教授 (70406734)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モバイルラーニング / デジタルネイティブ / マルチタスク / 感情 / コミュニケーション / スマートフォン / テキストメッセージング / モバイルデバイス |
研究成果の概要 |
モバイルラーニング場面においては、携帯電話を使ったマルチタスクが生じやすい。本研究では、デジタルネイティブを対象にモバイルラーニングにおける携帯電話によるマルチタスクが及ぼす感情面への影響について、複数の実験及び調査を行った。その結果、デジタルネイティブにとっては、学習内容に関係するマルチタスクは学習効果に負の影響を与えない可能性が示唆された。一方で、テキストメッセンジャーの既読通知機能による返信スピードのプレッシャーや、テキストメッセージングへの依存度の高い学習者がネガティブな感情を生じやすいことなど、課題も明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタルネイティブにとって携帯電話やスマートフォン等のモバイル端末は身近な道具であるばかりか、様々な自分が詰め込まれた分身のような存在である。本研究は、彼らが学習中にモバイル端末を使うことは一概にネガティブとは言えないことを示した。そしてデジタルネイティブがマルチタスクをする主な理由はコミュニケーションであり、彼らはコミュニケーションを通して多様な感情経験をする。モバイルコミュニケーションにおける感情面は、今後のモバイルラーニングにおける効果的な活動を検討する際に不可欠な側面であると考える。
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