研究課題/領域番号 |
15K01104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 中国学園大学 |
研究代表者 |
佐々木 弘記 中国学園大学, 公私立大学の部局等, 教授(移行) (50170692)
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研究分担者 |
宮地 功 富山高等専門学校, その他部局等, 特命フェロー(教育・研究支援) (30043722)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報モラル / ブレンド型授業 / 道徳 / タブレット型PC / 心の働きの相反性 / 構造化方式 / タブレット型PC / 道徳の時間 / タブレット / 読み物教材 |
研究成果の概要 |
情報モラル教育が学校教育に普及しつつあるが,ネットいじめや誹謗中傷の書き込みといった問題が後を絶たない。原因は知識の欠如というよりもむしろ児童生徒の「心の働きの相反性」にあると考え,それを克服するための道徳の教材とタブレット型PCを用いたブレンド型授業のモデルを開発し,授業実践を通してその効果を検証することを目的とした。次の6点が研究の成果である。(1)「心の働きの相反性」を克服するための道徳の教材の開発と試行(2)情報モラル判断を阻害する要因の特定(3)タブレット型PCを導入する情報モラルコンテンツの選択(4)ブレンド型授業のモデルの開発(5)ブレンド型授業の実践(6)国内外の学会等での発表
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報モラル教育が学校教育に普及しつつあるが,ネットいじめや誹謗中傷の書き込みといった問題が後を絶たない。本研究は,情報モラルの内的構造と情報モラル判断の関係に,新たに「心の働きの相反性」を取り入れ,情報モラル判断との関係性を位置付けた学術的意義の高い研究である。「心の働きの相反性」を克服するための指導方法を検討し「構造化方式」が適切であることを指摘した。また,1人1台のタブレット型PCを用い,学校での道徳授業とタブレット型PCを介した親子での家庭学習によるブレンド型授業の展開方法を開発した。そして,小学校第4学年の児童を対象に,開発したブレンド型授業を実践し,その有効性を実証した。
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