研究課題/領域番号 |
15K01159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉田 倫明 筑波大学, 生命環境系, 教授 (80235887)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 熱収支 / 水収支 / 霞ヶ浦 / 湖沼 / 水文 / 土地利用変化 |
研究成果の概要 |
霞ヶ浦の現在の水収支を,既存の測定値のある流量などはデータを収集し,測定値が存在しない蒸発量や農業用量などは独自に推定を行うことで求め,これを過去の推定値と比較することで違いを明らかにした.降水量,蒸発量,河川流量などは顕著な差はないのに対し,工業用水,上水用などの取水量は増加,農業の水利用量は若干の減少であることが分かった.用水量の変化は工業化や流域人口の増加などを反映したものと考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果,気候変化や土地利用変化の影響が大きくは霞ヶ浦の水収支に影響を与えていないことがわかり,これは水資源量の増減による社会生活への影響を考慮しなくてもさしあたり問題がないことを示している.また,湖の水収支は扱う項目が多岐にわたり,きちんと推定されていない場合がほとんどであるが,本研究はそれを行った点,過去と比較した点に学術的な意義がある.また,個々の項目を推定する上で得られた新しい知見,今後の研究につながる課題を見いだした点も重要である.
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