研究課題/領域番号 |
15K01193
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
稲川 敬介 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教 (50410759)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | シミュレーション工学 / モデル化 / 救命 / 政策研究 / 都市計画・建築計画 / OR(オペレーションズ・リサーチ) / 救急車 / シミュレーション / 最適配置 / オペレーションズ・リサーチ |
研究成果の概要 |
本研究では,人口200万人超を想定した大規模な救急車シミュレータの開発をおこなった.このシミュレータでは,GIS(地理情報システム)を利用した道路網データの活用や,消防本部と協力して実際の救急データを利用した統計分析など,現実的な救急車の運用形態を再現する.また,実際に人口200万人超の大都市における救急車システムのシミュレーションによる救急車の最適配置実験をおこない,モデルの有用性を示した.さらに,救急需要の増加に対応するための方策のひとつとして推奨されている広域化について,モデル上の実験をおこない,人件費などの実務的な問題点を除外した救急車の運用面からの効果について検証をおこなった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,大規模な都市を扱うことができる救急車のシミュレータの開発をおこない,それを用いて数値実験をおこなった.ひとつの数値実験では,すべての候補地の組合せについてシミュレータで平均対応時間(現場到着時間)を計算し,救急車の最適な配置場所を特定すると共に,現場にその情報を提供した.このことは,直接的な社会貢献につながると思われる.また,別の数値実験では,GIS(地理情報システム)を用いて,消防の広域化が実現された場合,救急車の移動距離の変化について,具体的に推計をおこなった.このことは,今後の人口減少社会において,広域化(合併)が検討される際の基礎情報として,社会に貢献できると思われる.
|