研究課題/領域番号 |
15K01214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
大石 尚子 龍谷大学, 政策学部, 准教授 (20725361)
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研究協力者 |
今里 滋
白石 克孝
矢作 弘
長澤 源一
Ponthoue Eric
Cotella Giancarlo
Lombardi Mariarozaria
Dansero Edigio
Segre Andrea
Prosperi Maurizio
Bolzoni Magda
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ソーシャルイノベーション / EU政策 / 地域再生 / エコシステム / 若者 / ソーシャル・イノベーション / 農業・農村政策 / フードシステム / 田園回帰 / 若者雇用 / Europe2020 / インキュベーション / 欧州連合 / 食と農 / 地域イノベーション / 都市と農村 / 条件不利地域 / 市民協働 / 社会的起業 / システミックイノベーション / 地域社会 |
研究成果の概要 |
持続可能な社会の実現に向けて、社会システムを変容するようなソーシャル・イノベーション(以下SI)が益々求められてきたが、その汎用性からSIの定義づけやSIが何かということを説明することは非常に困難であった。そこで本研究では、いち早くSI概念を政策的に取り入れて具体的事業展開を行っている欧州連合のSI推進政策に着目した。EUレベルからローカルレベルまでの各公的機関や民間組織、政策立案者から研究者、実践者等多様なステークホルダーへの取材を通じて、SI政策が一番末端レベルでどのように機能しているかを読み解き、その仕組みとSI醸成のためのエコシステム構築に必要な要素についての知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポスト資本主義社会が模索され、新しい価値感やパラダイム転換が求められる中で、ソーシャルイノベーションが求められる。しかし日本では、ソーシャル・イノベーションとは何かかという理論的実証的研究は少ない。欧州連合では、中長期的総合戦略Europe2020の政策の柱としてソーシャルイノベーションを採用したことにより、ソーシャルイノベーションの理論的研究や定義づけが進むこととなった。本研究では、こうしたEUのソーシャルイノベーション政策を体系的につかみ、マクロレベルからミクロレベルにどのように機能しているかについて考察できたことは、今後の日本のソーシャルイノベーション政策の推進に寄与するものといえる。
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