研究課題/領域番号 |
15K01236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 日本大学 (2016-2018) 日本福祉大学 (2015) |
研究代表者 |
田中 賢 日本大学, 理工学部, 教授 (00387747)
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研究分担者 |
樋野 公宏 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30391600)
村井 裕樹 日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (30455563)
田中 尚樹 日本福祉大学, 社会福祉学部, 助教 (70738400)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 発達障害 / 危険回避 / 自然災害 / 家庭内事故 / 犯罪 / 発達障害児 / 健常児 / 日常災害 / 防犯 / 危機回避 / 安全・安心 / 事故 / 災害 / 火災 / 安全 |
研究成果の概要 |
発達障害児と健常児の様々な危険(家庭内事故、自然災害、犯罪などの危険)回避能力について比較検証した。その中間的な存在としてグレーゾーン児を設定した。我が子の発達に違和感を覚えたが「発達障害」なしと医師に診断された児童をグレーゾーン児と定義した。研究は、発達障害児の保護者に対するグループインタビューを行い質問項目を検討し質問紙調査を2000人の保護者に対し実施した。発達障害児は、被災時に学友との避難では不安は少ないが、見知らぬ他者との避難には不安がある。特に慣れぬ環境で静かに留まることが苦手なため、避難所での行動に不安がある。また、対人関係が不得手なため犯罪被害などにも強く不安がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダイバーシティの考えが拡がり発達障害児と社会で接する機会が多くなっている。しかし、発達障害児とその保護者がどのような問題を抱え、どのような支援が必要なのかを正確に把握できていないのが現状である。本研究では、こうした問題点を明らかにし、発達障害児の保護者らが行っている安全確保策をまとめて広く啓蒙普及することを目指した。既に10回以上の子どもの安全講演会を実施した。発達障害児に絞らず健常児も含めた子どもの安全確保策について講話している。発達障害児を対象とすると講演会の開催数や参加者数、参加者の属性が限定されてしまうが、子どもの安全確保として幅広く考えることで啓蒙普及の機会がうまれる。
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