短時間で架設できる災害時応急橋の開発

• 研究課題/領域番号: 15K01267
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 自然災害科学・防災学
• 研究機関: 函館工業高等専門学校
• 研究代表者: 平沢 秀之 函館工業高等専門学校, 社会基盤工学科, 教授 (90238353)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 災害復旧 / 応急橋 / 木製トラス / 折り畳み / 木橋 / トラス橋 / ウォームギア

研究成果の概要

災害時に交通路が遮断された場合を想定し、人命救助や緊急物資輸送のための応急橋を開発した。入手が容易な木材を利用し、軽量で折り畳んでトラック輸送が可能となっている。試作した模型供試体の重量は85kgであり、折り畳んだ状態での橋軸方向長さは390mmと、コンパクトにすることができる。災害現場では、折り畳んだ状態から展開して橋梁構造体を完成させることができ、長時間の架設工事は不要である。展開作業には、大型重機等は不要で、人力で行うことができる。

研究成果

• [雑誌論文] 折り畳み式応急橋における展開工法の開発 (2016)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之, 佐藤香純
  • 雑誌名: 木材利用研究論文報告集 巻: 15 ページ: 46-48
• [雑誌論文] Development of a folding timber bridge for recovery from disasters (2016)
  • 著者名/発表者名: Hirasawa, H.; Tonuma, J.; Shibuya, T.; Sato, K.
  • 雑誌名: Proceedings of the World Conference on Timber Engineering 巻: WCTE2016
  • 査読あり
• [雑誌論文] 応急橋に適した木製トラス橋の開発とリユース (2016)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之，戸沼淳，小澤暁栄，藤田好彦，渡辺浩，鈴木譲
  • 雑誌名: 構造工学論文集 巻: 62A
  • NAID: 130005607937
  • 査読あり
• [雑誌論文] 応急橋として開発した木製トラス橋の施工性について (2016)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之, 戸沼淳, 小澤暁栄, 藤田好彦
  • 雑誌名: 土木学会北海道支部論文報告集 巻: 72
• [雑誌論文] 架設時間を短縮できる災害時応急橋の開発 (2015)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之, 渋谷大雅
  • 雑誌名: 木材利用研究論文報告集 巻: 14 ページ: 86-89
• [学会発表] コンパクトな折り畳み式木製歩道橋の提案 (2018)
  • 著者名/発表者名: 佐藤史織, 平沢秀之, 戸沼 淳
  • 学会等名: 土木学会第73回年次学術講演会
• [学会発表] Folding System for Timber Truss Bridge (2017)
  • 著者名/発表者名: Hirasawa, H.; Ansai, H.; Tonuma, J.
  • 学会等名: 3rd International Conference on Timber Bridges
  • 国際学会
• [学会発表] 折り畳み式小型軽量木製トラス橋の開発 (2017)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之, 安齋穂実，戸沼淳
  • 学会等名: 土木学会第72回年次学術講演会
• [学会発表] 架設後5年経過した木製トラス橋の移設 (2016)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之, 戸沼淳
  • 学会等名: 土木学会第71回年次学術講演会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2016-09-07
• [学会発表] 防災・減災・復旧への構造的アプローチと木材利用の可能性～応急橋に適した木製トラス橋の開発~ (2016)
  • 著者名/発表者名: 平沢秀之
  • 学会等名: 土木学会平成28年度全国大会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2016-09-07
  • 招待講演