研究課題/領域番号 |
15K01287
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福島 修一郎 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (40362644)
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研究分担者 |
紀ノ岡 正博 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40234314)
橋本 守 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (70237949)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 再生医工学 / 組織工学 / 第2高調波発生光 / コラーゲン / マイクロ流体デバイス / 血管新生 / 培養軟骨 / 低酸素 / 細胞遊走 / 光学的酸素計測 |
研究成果の概要 |
細胞の培養環境を細胞スケールで制御することの重要性をマイクロ流体デバイスを用いて検証した.酸素濃度制御型デバイスにより,従来法では制御が困難な異なる酸素環境の細胞の共培養を実現することができた.また,細胞培養過程の非侵襲観測の方法として,非線形光学顕微鏡の有用性を示した.コラーゲンゲルを培養基質とする場合は,第2高調波発生光を用いた基質構造の可視化および変形解析が力学的環境要因の検討に有効である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来は十分に検討されていない細胞スケールの微小領域における培養環境に着目しているのが本研究の特徴である.現状のマクロな制御によって実現した培養環境は,細胞スケールでみるとおそらく不均一であり,これが組織の品質に影響を及ぼしている可能性が高い.微小領域の環境制御が実現できれば,より均質な細胞を高効率で取得することが期待できる.また,微小流体デバイスを応用した小型培養器で集密化が実現すれば,培養工程の自動化への対応も容易になる.
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