研究課題/領域番号 |
15K01295
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
曽山 明彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (10549447)
|
研究分担者 |
堺 裕輔 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (10608904)
江口 晋 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80404218)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 肝移植 / 胆道合併症 / 肝臓外科 / 再生医療 / 3Dプリンター / 細胞工学 / 胆管 / 胆管狭窄 / 胆管合併症 / 組織工学 / 胆管上皮細胞 / 3D培養 / 人工胆管 / 生体吸収材料 / 細胞治療 |
研究成果の概要 |
本研究は、移植可能な人工胆管の作製を目指し、胆管上皮細胞、血管内細胞、線維芽細胞などの細胞の分離培養技術を確立し、同細胞を3D培養することにより作製された管腔構造体を用いて、ハイブリッド人工胆管を作製することを目的とした。また、人工胆管の有用性を明らかにするため、大動物を用いたブタ胆管移植モデルを確立した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝臓や胆管の手術の後に、胆管狭窄という合併症が生じる。胆管が狭窄すると、胆汁の流れが悪くなることによる胆管炎や黄疸が生じる。狭窄部の解消のためにチューブを挿入したり、あるいは手術により、胆管と小腸を吻合することで、胆汁の流出を改善させるという治療が行われているが、定期的なチューブ交換が必要となったり、腸内最近逆流による胆管炎を生じたりすることでQOLが損なわれる。そこで、本研究では、細胞を用いて管状の構造体を作成した。そしてブタを用いた実験により、同構造体が胆管の一部を置換しうることを明らかにした。今回作成した構造体により、胆道合併症に対する新たな方法につながる可能性がある。
|