リアルタイムバイオラジオグラフィ法の開発と応用研究

• 研究課題/領域番号: 15K01297
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生体医工学・生体材料学
• 研究機関: 北里大学
• 研究代表者: 佐々木 徹 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (30158927)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 還元ストレス / 活性酸素 / レドックス / 酸化ストレス / 再生医療 / 分子イメージング / 品質管理 / 陽電子放出核種

研究成果の概要

（１）供給性低酸素と需要性低酸素の解除過程における活性酸素の生成を、リアルタイムバイオラジオグラフィ法を用い、組織のレドックス、酸素分圧と関連付けて解析した。その結果、供給性と需要性低酸素いずれも、低酸素の解除過程において活性酸素の生成が亢進を認め、その生成機序に低酸素組織のレドックスの過還元シフト「還元ストレス」の関与が示唆された。（２）再生医療向け培養組織の移植前の品質管理へのリアルタイムバイオラジオグラフィ法の応用を目指し、ヒト表皮細胞を対象に基礎的検討を試みた。その結果、FDG-バイオラジオグラフィ法を用いた組織の生存性や健全性の評価の可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Reactive oxygen species generation increases in cerebral cortex slices after the transiently enhanced metabolic activity. (2018)
  • 著者名/発表者名: Sasaki T, Awaji T, Shimada K, Sasaki H
  • 雑誌名: Neurosci Res 巻: 123 ページ: 55-64
  • DOI: 10.1016/j.neures.2017.04.020
  • 査読あり
• [雑誌論文] Increased levels of reactive oxygen species in brain slices after transient hypoxia induced by a reduced oxygen supply. (2018)
  • 著者名/発表者名: Sasaki T, Awaji T, Shimada K, Sasaki H
  • 雑誌名: Neuropsychiatry 巻: 8 号: 02 ページ: 684-690
  • DOI: 10.4172/neuropsychiatry.1000392
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Development of an externally controllable sealed isotope generator. (2018)
  • 著者名/発表者名: Sasaki T, Aoki K, Yamashita R, Hori K, Kato T, Saito M, Niisawa K, Nagatsu K, Nozaki T
  • 雑誌名: Appl Radiat Isot 巻: 133 ページ: 51-56
  • DOI: 10.1016/j.apradiso.2017.12.015
  • 査読あり
• [雑誌論文] Comparison of body composition between spontaneous dwarf and wild-type rats during aging: A quantitative X-ray computed tomographic study. (2016)
  • 著者名/発表者名: Sasaki T, Shinkai T, Tahara S, Kuramoto K, Kaneko T, Kondo H
  • 雑誌名: Radioisotopes 巻: 65 ページ: 1-10
  • NAID: 130005157283
  • 査読あり
• [雑誌論文] Brain-specific superoxide dismutase 2 deficiency causes perinatal death with spongiform encephalopathy in mice. (2015)
  • 著者名/発表者名: Izuo N, Nojiri H, Uchiyama S, Noda Y, Kawakami S, Kojima S, Sasaki T, Shirasawa T, Shimizu T
  • 雑誌名: Oxidative Medicine and Cellular Longevity 巻: Article ID 494316 ページ: 1-10
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] 再生医療向け培養組織の品質管理技術の開発-バイオラジオグラフィ法を用いた研究- (2017)
  • 著者名/発表者名: 佐々木徹, 西澤健太郎, 玉木潤耶, 佐々木晴代
  • 学会等名: 第54回 アイソトープ・放射線研究発表会
• [学会発表] 外部制御型密封機能線源の開発 (2017)
  • 著者名/発表者名: 佐々木徹, 青木勝己, 堀拳輔, 山下涼輔, 永津弘太郎, 野崎正
  • 学会等名: 第54回 アイソトープ・放射線研究発表会
• [学会発表] 68Ge/68Ga ジェネレーターの教育利用 (2016)
  • 著者名/発表者名: 野崎 正、佐々木 徹、小川幸次
  • 学会等名: 第53回 アイソトープ・放射線 研究発表会
  • 発表場所: 東京大学弥生講堂（東京都文京区）
  • 年月日: 2016-07-06
• [学会発表] 外部制御可能な密封線源の開発 (2016)
  • 著者名/発表者名: 青木勝己、加藤大河、齋藤美咲、小川幸次、永津弘太郎、野崎正、佐々木徹
  • 学会等名: 第53回 アイソトープ・放射線 研究発表会
  • 発表場所: 東京大学弥生講堂（東京都文京区）
  • 年月日: 2016-07-06
• [学会発表] 還元ストレス理論の検証に関する研究 (2016)
  • 著者名/発表者名: 佐々木徹、小野寺将真、淡路拓史、島田和良、加賀美信幸
  • 学会等名: 基礎老化学会
  • 発表場所: 神奈川県伊勢原市（伊勢原文化会館）
  • 年月日: 2016-05-27
• [図書] ショック管理 ─ショックと臓器障害連関のメカニズム─ (2017)
  • 著者名/発表者名: 垣花 泰之（特集編集）, 佐々木徹（分担執筆）
  • 総ページ数: 152
  • 出版者: 総合医学社
  • ISBN: 9784883785490
• [産業財産権] 培養組織の直接的検査方法 (2017)
  • 発明者名: 佐々木徹
  • 権利者名: 学校法人 北里研究所
  • 産業財産権種類: 特許
  • 産業財産権番号: 2017-111738
  • 出願年月日: 2017