研究課題
基盤研究(C)
エラスチンが組織の伸展性や柔軟性を支配している構成要素であるにもかかわらず,エラスチン成分に着目したバイオメカニクス的研究は,国内,国外ともにこれまでに殆ど実施されていない.本研究では,損傷した皮膚損傷の修復を促進させる有効成分の探索を行うための基礎データを得ることを最終目標として,ヘアレスマウスの背部皮膚に紫外線を照射した後,エラスチン成分を塗布した皮膚組織に対し力学的試験を実施した.その結果,エラスチンの塗布によって,紫外線照射による皮膚の硬化を抑制する可能性があることが示唆された.今後,皮膚の成分変化などの生化学的もしくは組織形態学的分析を実施する必要があるものと考えられた.
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http://www.kindai.ac.jp/meikan/1201-yamamoto-ei.html