研究課題/領域番号 |
15K01386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
黒崎 芳子 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 講師 (80736322)
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研究分担者 |
橋本 竜作 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (00411372)
辰巳 寛 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (70514058)
波多野 和夫 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (80280791)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 失語症 / 喚語障害 / 皮膚コンダクタンス反応 / 自律神経 / 脳損傷 / 自律神経反応 / 情動的処理 / 情動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、失語症患者の喚語障害に対する効果的な治療法の開発につながる基本的な知見を得ることである。本研究では、失語症患者の喚語過程における情動的処理の影響を明らかにするために、喚語対象となる語彙と視覚刺激の特性を統制した呼称課題を開発した。課題遂行時に、情動研究で用いられてきた自律神経系の指標である皮膚伝導反応(SCR)を測定した。健常者のSCRの傾向を分析し、脳損傷患者では喚語過程において、健常者に比べ自律神経の働きが低下し、異なるパターンを示す症例が存在することを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで明らかにされていない失語症患者の喚語過程おける情動的処理の影響について、SCRを用いた検討をした。本研究の結果は、喚語過程において、健常者と比べ失語症患者をはじめとした脳損傷患者の自律神経反応が異なる可能性を示唆した。脳損傷患者の障害特性と自律神経反応との関連を検証してゆくことは、喚語障害に対するあらたな治療プログラムや介入法を構築するために重要である。
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