研究課題/領域番号 |
15K01393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
矢澤 格 星薬科大学, 先端生命科学研究所, 客員研究員 (40360656)
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研究分担者 |
塩田 清二 星薬科大学, 先端生命科学研究所, 教授 (80102375)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Autonomous function / Perfused preparation / Spinal cord / Locomotion / Brainstem / Respiration / Microglia / LPG / Spinal Cord / Entrainment / hyperoxia/normocapnea / Circulation / 除皮質灌流標本 |
研究成果の概要 |
諸事情により人工血液を導入した新灌流標本システムの完成には至らなかった。ここでは、研究課題に並行して行った研究の一つである「中枢神経系ネットワークによる機能形成に対するミクログリアの関与」を報告する。 ミクログリアは中枢神経系のネットワークの形態形成に生涯関与することは知られている。そこで、Interferon Regulatory Factor 8に関連したミクログリアが欠損したマウスに現行の灌流システムを適用し、LPGを構成する下位脊髄神経回路網から産生される出力の生後変化を電気生理学的に調べた。その結果、このミクログリアの欠損により脊髄神経回路網の機能の成熟が阻害される可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果の学術的意義は、①生後間もない時期~成体期の齧歯類に本方法論が適用できることから本方法論を用いてさまざまな分野の研究活動が行えること、②IRF8に関連するミクログリアの欠損が下位脊髄神経回路網で産生される運動機能の成熟を阻害する可能性があること、③今回の研究で使用した遺伝子改変動物は慢性骨髄性白血病の疾患モデルであることから慢性骨髄性白血病患者の下位脊髄神経回路網から産生される機能が未成熟である可能性があること、などが挙げられる。 社会的意義は、免疫不全により中枢神経障害や運動障害が引き起こされる可能性があるため、まずは、免疫と神経には関連性があることが認知されることである。
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