研究課題/領域番号 |
15K01403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
花山 耕三 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80189589)
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研究分担者 |
平岡 崇 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (20351926)
関 聰介 川崎医科大学, 医学部, 講師 (10341124)
目谷 浩通 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30330583)
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研究協力者 |
杉山 岳史
兵頭 昌樹
古澤 一成
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 呼吸リハビリテーション / 四肢麻痺 / 排痰補助装置 / 拘束性換気障害 / 呼吸 / 動作解析 |
研究成果の概要 |
三次元動作解析システムを用いて、頸髄損傷者の胸郭運動および機械による強制吸気・呼気の影響を解析した。その結果、頸髄損傷者では安静吸気時に上部胸郭体積が減少する奇異性運動がみられること、頭部挙上位で仰臥位より体積変化が減少し換気に不利であること、これは主に腹部の体積変化が関与していること、強制吸気により胸腹部体積は増加したが、胸郭においてはある一定の圧以上で頭打ちになる可能性があることなどの知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頸髄損傷者で急性期に特徴的とされる奇異性呼吸は慢性期にも残存していること、頸髄損傷者においては仰臥位の方が頭部挙上位の方が換気量が多いことなど興味深い知見が得られた。高齢社会において、高齢の頸髄損傷者も増加しているが、その呼吸障害の一端が明らかになったことにより、呼吸器合併症の予防などに今回の研究成果や今後得られる知見が生かされることが期待される。
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