研究課題/領域番号 |
15K01426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
樋口 由美 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (60312188)
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研究分担者 |
岩田 晃 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (90382241)
淵岡 聡 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (30290381)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 高齢者 / 姿勢 / 体幹筋力 / 運動プログラム / 歩行 / 背筋力 / 虚弱高齢者 / 機能的予後 |
研究成果の概要 |
虚弱高齢者の脊柱弯曲角度による姿勢変化が、歩行能力、身体機能および認知機能等と関連するかを検討した。その結果、平均年齢83.5歳の虚弱高齢者において、腰椎前弯の低下に伴いBMI増加、腹筋群・背筋群と底屈筋力の有意な低下を認め、胸椎後弯角度の増加は、易転倒性をもたらしやすく、歩行の実用性低下にも関連していた。そこで、予防措置として脊柱弯曲角度の可逆性を検討するため8週間の体幹筋力向上プログラムを考案したところ、背筋力・背筋持久力の有意な向上と共に、胸椎後弯角度の有意な減少を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
虚弱高齢者の転倒リスクは、外的要因(環境、内服状況等)に依存するところが大きい。脊柱弯曲角度という静的指標の有用性を明らかにした本研究結果により、臨床での迅速な対応につながる。さらに、その脊柱弯曲角度を改善させる運動療法の効果を示したことは、虚弱高齢者に対して単なる「姿勢評価」を越えた臨床的意義の高い研究成果と言える。
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