研究課題/領域番号 |
15K01429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
竹内 伸行 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20587076)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リハビリテーション / 直線偏光近赤外線 / 筋 / 筋緊張 / 循環動態 |
研究成果の概要 |
直線偏光近赤外線照射が筋緊張と筋伸張性に与える影響、筋の組織循環動態に与える影響、筋力に与える影響を検討した。照射により筋緊張は抑制、筋伸張性は向上する傾向を示した。筋力は照射後に低下する対象と向上する対象が認められたが、全体としての効果検討は現在、解析中である。同様に、照射による筋の循環動態については、現在、データ解析を進めている。筋緊張と筋の組織循環動態の関連性は、APTSのうち、筋緊張の非神経学的要素を反映するMRとFRが、各々酸化Hb量とStO2の間に中等度の負の相関を認めた。神経学的要素を反映するSRとは、酸化Hb量、還元Hb量、全Hb量、StO2全ての指標で相関を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直線偏光近赤外線療法は主に疼痛緩和に使われているが、汎用性が高く、様々な臨床症状に応用可能なため主研究者は継続的に研究を進めてきた。筋緊張亢進に対する作用や筋伸張性向上効果を認めたことは、リハビリ領域における疼痛緩和以外の臨床場面に利用できる可能性を示している。また筋緊張の皮神経学的要素と酸化Hb量に負の相関を認めたため、筋緊張亢進状態の病態を理解する上での一つの知見を提供できたと考える。
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