研究課題/領域番号 |
15K01440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
野村 卓生 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (30423479)
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研究分担者 |
河江 敏広 広島大学, 病院(医), 理学療法士 (00598948)
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研究協力者 |
片岡 弘明 KKR高松病院
池田 幸雄 高知記念病院
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高齢糖尿病患者 / 膝伸展筋力 / 糖尿病神経障害 / 眼圧 / 運動療法 / ロコモ / 理学療法 |
研究成果の概要 |
①高齢2型糖尿病患者において、糖尿病神経障害の合併を有する者では、合併しない者と比較して、下肢筋力は有意に低値である。②高齢2型糖尿病患者において、糖尿病神経障害の合併は老化による筋力低下を速める可能性がある。③運動中の眼圧は若年健常者においては低強度運動での変化は認めないが、中・高強度運動では低下する。一方で2型糖尿病においては低強度運動で健常者と同様の反応を示すが、中強度運動では低下を認めなかった。④理学療法士による集中的な運動介入により、高齢2型糖尿病患者の下肢筋力が改善する可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,日本では糖尿病患者数は国民病といわれるほど膨大となり,全患者に等しく筋力低下予防のための集中的介入を行うのはコストやマンパワーの点で現実的ではない.増加の一途を辿る糖尿病患者の中でも,加齢による筋力低下のハイリスク者の臨床像を明らかにすることで,より効率的な医療資源の投入が可能になると思われる.本研究成果は超高齢社会における介護予防(運動器の機能向上)の観点からも極めて重要な意味を持つ.
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