研究課題/領域番号 |
15K01447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 熊本保健科学大学 |
研究代表者 |
岩下 佳弘 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (70623510)
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研究分担者 |
飯山 準一 熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (00398299)
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連携研究者 |
向山 政志 熊本大学, 大学院・生命科学研究部・腎臓内科学 (40270558)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 温熱プレコンディショニング / シスプラチン腎症 / 尿細管傷害 / 全身温熱刺激 / シスプラチン誘発性腎症 / 腎血流 / TRP channel / small HSP / シスプラチン誘発性腎障害 / TRPV4 / MYLK / マイクロアレイ / TRP channels / 酸化ストレス / 熱ショックタンパク質 / アポトーシス |
研究成果の概要 |
多種の悪性腫瘍に対して優れた抗腫瘍効果を示すシスプラチン(CDDP)は、一方で、副作用として容量依存性に急性腎障害を誘発する。我々は、慢性腎臓病モデルマウスに対する温和な温熱刺激の反復が、尿細管を主とした腎保護効果を示すことを報告してきた。本研究では、CDDP投与前の温和な温熱刺激(Mild systemic thermal preconditioning, MSTP)がシスプラチン腎症を軽減できるか検討した。その結果、CDDP投与によるクレアチニン値の上昇や腎組織学的に認められた尿細管上皮の脱落、嚢胞性拡大などは軽減され、CDDP投与前のMSTPは腎障害軽減に有効である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在においてもシスプラチンは優れた抗がん剤として、様々ながん治療に用いられている。しかし、腎障害などの副作用のため使用量が制限されている。古来から病気の治療などに活用されてきた温熱をシスプラチンを投与する前のプレコンディショニングとして活用することで、副作用を軽減できる可能性が考えらえた。
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