研究課題/領域番号 |
15K01459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 早稲田大学 (2017-2018) 香川大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
澤田 秀之 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00308206)
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研究協力者 |
Thanh Vo Nhu University of Science and Technology
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 知能ロボット / ソフトロボット / 人工知能 / 音声生成 / 聴覚フィードバック / 脳内ネットワーク / 音声認識 / 発声障害 / 機械学習 |
研究成果の概要 |
申請者らがこれまでに研究を進めてきた、人間と同等の発声器官を全て機械的に構成した発話ロボットを再設計し、より柔軟に発話動作を獲得できる機構を実装した。聴覚フィードバック学習によって、ロボットが聴取音声を基に自律的に発話動作を獲得し、任意の音声を生成することができる学習機構を実装するため、人間の脳機能を再現した学習モデルを構築した。更にFPGAによって、音声獲得の高速オンライン学習を実現した。これら発話器官を再現した機械モデルと、脳の音声学習機能に着目したオンライン学習モデルを統合した新しい発話ロボットを構築し、脳内モデルの学習過程、獲得される発話動作および、ロボットの生成音声の解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、人間の音声生成機構を全て機械的に再現した発話ロボットを構築するばかりでなく、音声の自律獲得に拘わる脳機能を再現した学習機構を実装し、音声から口内の発話動作を獲得して音声生成を行うシステムを実現した。これにより、人間の様に学習によって発話動作及び音声を獲得することが出来る機械機構を再現でき、更に人間の構音動作との比較から、発話障害の訓練装置の実現に貢献できる。 人間は、聴覚フィードバックによって各発話器官を統合的に制御して、安定した発話をおこなう手法を、後天的に獲得している。人間の音声学習機構との比較、解析を行っていくことにより、脳における情報の認知・生成メカニズムの解明につながる。
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