研究課題/領域番号 |
15K01479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
新妻 実保子 中央大学, 理工学部, 准教授 (10548118)
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研究協力者 |
コロンディ ペーター ブダペスト工科経済大学
ガチ マルタ エトヴェシュ・ロラーンド大学
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ソーシャルロボティクス / 人-ロボットコミュニケーション / 愛着行動 / 動物行動学 / 空間知能化 / アンビエントインテリジェンス / 技術の受容性 / 見守り / 人・ロボットコミュニケーション / ソーシャルロボット / 人共存ロボット / 人-ロボットインタラクション / 長期的コミュニケーション / ノンバーバルコミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究では,ロボットの長期受容を可能にする方法論の確立を目指して,生活空間におけるロボットの愛着行動とその評価について取り組んだ。動物行動学的に獲得した犬の振る舞いをロボットへ応用し,社会的で簡便でロバストな人とロボットの相互作用を実現するアプローチとしてEtho-roboticsを提案する。本研究では特に,犬の愛着行動に着目してモデル化し,ロボットへの導入を行った。この愛着行動に加え,ロボットを生活空間で使用することを想定して,環境に設置したセンサと協働して見守りを行う機能を追加した。愛着行動の有無が見守りをするロボット(技術)に対する人の評価に及ぼす影響について検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,動物行動学的に獲得した犬の振る舞いをロボットへ応用し,社会的で簡便でロバストな人とロボットの相互作用を実現するアプローチとしてEtho-roboticsを提案している。人と犬のコミュニケーション様式をモデル化してロボットへ適用することに特徴がある。本研究課題では犬の愛着行動をロボットに適用した。愛着行動を通じて,ロボットの使用者は他者とロボット,自身とロボットの関係に差があることについて認識した。すなわち,ロボットは言葉で説明することなく,振る舞いを通じてロボットと人との社会的関係を表現できることを示した。ロボットの社会性の実現に向けた有効な方策,知見として位置付けられる。
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