研究課題/領域番号 |
15K01492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 舞鶴工業高等専門学校 |
研究代表者 |
丹下 裕 舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (50435434)
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研究分担者 |
片山 英昭 舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30280407)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 視覚障害者 / 電子マップ / 超音波白杖 / 機械学習 / 障害物の検出 / 障害物検出 |
研究成果の概要 |
視覚障害者が,いつでも安全に安心して目的地に移動できるように,固定障害物と移動障害物が検出できる超音波白杖を開発した.また,歩道情報(信号機や横断歩道,段差など)が事前通知される障害物配信サーバーを構築し,携帯情報端末に専用アプリをインストールすることで位置情報と連動した障害物通知がされる.障害物については,画像解析により対象を特定することができる基礎技術を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,傾きセンサと超音波距離センサを併用し,高さ情報に依存せず固定障害物を検知する新しい超音波白杖を試作した.これにドップラーセンサを導入することで,固定・移動障害物を併せて検出する他研究にない検出方法を提案した.加えて,携帯情報端末のカメラを用い,歩き慣れた通路における障害物情報を断続的に画像として収集し,画像解析により固定障害物と歩道情報を特定する独創的な研究である.本研究で得られた情報は,電子マップ上に付加し,初めて通路を歩行する利用者がアナウンスをもとに空間情報を把握できるような情報共有システムを構築することも可能である.本システムが完成すれば視覚障害者に有益な情報提供ができる.
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