研究課題/領域番号 |
15K01502
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
丹 信介 山口大学, 教育学部, 教授 (00179920)
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研究協力者 |
杉浦 崇夫
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 発育期 / 海馬 / 運動トレーニング / 可塑性 / 空間学習・記憶 / 抗不安・抗うつ作用 / 適時性 / 運動強度 / 海馬容積 / 海馬神経新生 / 脳由来神経栄養因子 / 不安・うつ様行動 / 不安 / うつ / 空間学習記憶 |
研究成果の概要 |
学習・記憶、不安やうつなどに関わる海馬の形態や機能の発育発達を促す効果的な発育期の運動の時期や運動条件は明らかでない。そこで、本研究では、この点に関して、発育期の異なる期間(発育前期および発育急進期)に、低強度と中・高強度の走行トレーニングを行わせ検討した。その結果、海馬容積の増加や神経新生の促進といった形態面や海馬の形態や機能的変化に関与する神経栄養因子の増加という点からは、発育急進期に中・高強度の運動トレーニングを行うことが効果的であることが示唆された。一方、学習・記憶能力の向上や抗うつ・抗不安作用という機能面での効果は明らかとはならなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、海馬容積の増加や神経新生の促進といった海馬の形態面や海馬の形態や機能的変化に関与する神経栄養因子の増加という点からは、発育急進期に中・高強度の運動トレーニングを行うことが効果的であることを、はじめて明らかにした。一方、学習・記憶能力の向上や抗うつ・抗不安作用という海馬の機能面での効果は明らかとはならなかった。そのため、強度の条件だけでなく、運動時間や運動トレーニング期間などの検討をさらに行う必要があることが示唆された。
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