研究課題/領域番号 |
15K01513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
杉岡 良彦 旭川医科大学, 医学部, 客員講師 (30398747)
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研究分担者 |
渡邉 勝之 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 准教授 (50240479)
吉田 貴彦 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90200998)
中木 良彦 旭川医科大学, 医学部, 助教 (90322908)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 日本型健康法 / 自然治癒力 / 健康観 / 医学哲学 / 気 / いのち / 科学論 / 人間観 / 医療倫理 / 価値 / 健康法の理論 / 自然観 / いのちの根源 / 呪術 |
研究成果の概要 |
本研究は日本でこれまで開発され実践されてきた自彊術、真向法、心身統一法、野口整体、野口体操、西式健康法、霊気などを日本型健康法と名づけ、その理論的背景について医学哲学的観点から明らかにした。いずれの健康法も、本来人間が持つ自然治癒力を重視し、それぞれの運動法によりその治癒力や元気を活性化しようとする。そこには「身体から心へ」のアプローチと健康や病気を専門家任せにしない「セルフケア」の態度がある。これらの健康法には、特に「気」(いのち)が心と身体を媒介するとの新たな心身論を示唆するものもある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自彊術、真向法、心身統一法、野口整体、野口体操、西式健康法、霊気などのほとんどは医学の進歩の陰に隠れて廃れたようにもみえる。しかしそうではない。今日、治療のみではなく、予防や健康増進の必要性が謳われており、こうした健康法が有する健康理論と実践法、さらにその医療費への影響を調査することは学術的にも社会的にも極めて大きな意義をもつ。本研究が、今後こうした日本型健康法の理論的/実践的研究が深められ、またその医療費への影響調査がすすめられる一つのきっかけになることを切に願う。
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