研究課題/領域番号 |
15K01517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石垣 健二 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (20331530)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 間身体性 / 間主観的アプローチ / 現象学的方法 / 質的研究法 / 間主観性 |
研究成果の概要 |
体育学およびスポーツ科学の領域では、身体運動を実践する主体の側からその本質を究明するために、スポーツ科学の方法として「間身体的アプローチ」を明確に位置づけることが必要である。間身体的アプローチとは、次の6つの観点から示される方法である。①観察者の身体性、②観察者の視点:二人称的視点と三人称的視点、③分析対象としての「身体性」と「身体的な感じ」、④方法的態度としての実践的態度、⑤方法的態度としての現象学的態度、⑥スポーツ諸科学の周辺分野における知見の参照。間身体的アプローチとは、これらの観点が相補的に関係しながら全体として妥当性を確保する方法である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「間身体的アプローチ」が提示されたことによって、身体運動の実践に関する単なる客観的あるいは心理学的な「説明」とは異なる、人間の身体性の次元の本質が解明されることが可能となろう。それは体育学のなかのさまざまな問題を実践者の側から明らかにすることであり、体育学・スポーツ科学にとって大きな意義を有するだろう。また、このようにして体育学やスポーツ科学が単なる「意識(主観性)」の領野を越えて「身体性」の領野を射程におくことは、体育学・スポーツ科学に独自の領域を開拓することにつながるだろう。
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