研究課題/領域番号 |
15K01519
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
福本 まあや お茶の水女子大学, 基幹研究院, 助教 (10464033)
|
研究協力者 |
グリーン ジル
ワーゲル メリンダ
クック アマンダ・ピー
エター クリスティーナ・シアーズ
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ソマティクス / ボディワーク / 舞踊教育 / 米国教育基準書 / 体ほぐしの運動 / awareness / 気付き / 学習指導要領 |
研究成果の概要 |
本研究は、全米舞踊教育団体(NDEO)の『芸術における舞踊の学習と指導のための基準書』(2005)におけるソマティクスの反映を明らかにし、米国の学校教員のその適用の状況を調査報告するものである。加えて米国の舞踊教育者によるソマティクスの適用の議論におけるこの語の広がりを示した。 基準書の分析では学校現場での適用を想定する3件の先行研究を用いてソマティクスの要素抽出の視点を定めた。その結果、ボディワークの実践のみならず、解剖学的知識や動作分析的用語の理解を実地で示す、動きの探求等にソマティクスの反映が捉えられた。学校教員らのソマティクスの適用は学習者の選択の尊重や動きの探求に共通性が見られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソマティクスは心身を一元的に捉え内側から感じることを重視する領域である。NDEO基準書にソマティクスがどのように反映されているかに着目することで、「気づき」「調整」という一人称の学びの達成基準を読みとる複数の視点が学齢ごとに抽出された点に本研究の学術的意義があると考える。ソマティクスは近年アジア圏の国際学会においても耳にする概念であるが、この用語が、極めて多義的に用いられている状況を、米国の先行研究群を対象に整理し示すことができたことで今後の議論の整理につながると期待できる。
|