研究課題/領域番号 |
15K01526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
京林 由季子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (20234396)
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研究分担者 |
平田 佳弘 環太平洋大学, 体育学部, 准教授 (30725320)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 体育科教育 / 武道授業 / 保健体育科教員 / 特別支援教育 / 合理的配慮 / ユニバーサルデザイン / 武道専門教員 / 教職課程 / 中学校 / インクルーシブ教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、中学校武道授業に焦点を当て、武道授業の実施状況と生徒の困難さの実態を明らかにすることを目的に、中学校保健体育教員を対象に質問紙調査および聞き取り調査を実施した。その結果、約6割の教員が担当クラスに指導が著しく困難な生徒がいると回答し、発達障害を含め非常に多様な生徒を対象に武道授業を実施している実態が明らかとなった。困難さへの配慮・支援として複数教員体制やペア学習・グループ学習により個人差への対応や安全面の配慮が行われていたが、複数教員体制は進んでおらず約7割の教員が1人で武道授業を担当しており、全体の指導と個別の配慮・支援とのバランスを取ることに苦慮していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中学校保健体育科の中で平成24年より必修化された武道授業に焦点を当て、中学校保健体育教員への質問紙調査および聞き取り調査により、それまでほとんど行われていなかった障害等により特別な支援を必要とする生徒が武道授業において示す困難さの実態と困難差への配慮・支援について実証的に明らかにした。今後のインクルーシブ体育の実践に向けて、武道授業における合理的配慮の提供やユニバーサルデザインの授業づくりの基礎的資料を提供できる点に本研究の社会的意義がある。
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