研究課題/領域番号 |
15K01527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
福ヶ迫 善彦 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20398655)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 実践的思考様式 / 省察行為 / 批判的授業実践 / 観察行動 / 具体的フィードバック / 学習内容 / 思考 / 観察力 / フィードバック / 熟練教師 / 熟達者 / 意図された学習成果 / 授業を想定した教材内容の知識 / 学習内容に関するフィードバック / 知識 / 思考・判断 / 学習過程 / ゴールイメージ / 信念 / 信頼関係 / 保健体育科 / 実践的知識 / 思考・判断力 |
研究成果の概要 |
本研究は、体育における熟練教師の実践的思考様式と形成過程について研究した。その結果、熟練教師は、運動の技術的ポイントを理解し、その観点で子供を観察する。また、内容に迫ったフィードバックを行う。子供の思考を成立させるための、基礎的な知識と技能を保証している。それらは、授業中に生起する様々な子供の現象を客観的にとらえ、次の様相を予測していることが分かった。そのために、熟練教師は、なぜうまくできたのか、なぜうまくできなかったのかを批判的に省察していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体育授業は椅子や机のない状況の広い空間で、身体を使って学習する。その中で、熟練教師になると、広い視野で、また、つまずいている子供を発見し、成功裡の活動へ導くことが分かった。そのためには、常に省察的に授業を展開するとともに、幅広い運動に関する知識を有していなければならない。とりわけ、子供の運動観察が重要であることが分かった。何を教えたいのか、何を身につけさせたいのかが明確で、それにかかわって具体的なアプローチができる。それらを省察的に実践することで熟練教師になっていくことが解明されたことは、保健体育科教員の資質・能力の向上に重要な示唆を与える。
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