研究課題/領域番号 |
15K01529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 明治大学 (2017-2018) 亜細亜大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
土方 圭 明治大学, 法学部, 専任講師 (50375367)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 野外教育 / 原理 / 風土 / 自己評価 / 文化 / 野外概念 / 教育概念 / 風土概念 / 二次元マッピング / ルーブリック / 明文化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、野外教育の理論的枠組みを関係概念としての「風土」に着目して再構築し、この風土的野外教育における実践上の要点を明らかにすることであった。 前者については、野外教育を実践する場合に、必然的に認めねばならないという最小限度の不可欠な論点についての5つの明文化がなされた。また、後者については野外教育実践を自己評価する用具を提出した。これは「野外」の軸における風土性の3要素:身体(体験)性、空間(場所)性、時間(歴史)性と、「教育」の軸における教の重視(意図的教育)と育の重視(無意図的教育)という2つの観点をそれぞれルーブリックを援用し評価するものとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野外教育の分野で現在まで整理されてこなかった実践の足場となる原則(背景となる理論)について明文化された。これにより実践や研究において共通の認識のもと様々な議論を行えるようになり当該分野の発展に寄与することが期待される。 また、この実践の学における理論を空論としないために、明文化された原則を参考にして指導者が野外教育実践を自己評価する用具の開発を行った。これにより野外教育の「野外」とは何かといった観点や野外教育の「教育」で特筆すべきは何か、といった本質的な視座から実践に反省的省察を行えるようになった。これにより生きる力の醸成等に効果的とされる野外教育実践が更に充実し大いに社会に貢献するであろう。
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