研究課題/領域番号 |
15K01530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
荻原 朋子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (50365566)
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研究協力者 |
岡出 美則
須甲 理生
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研究期間 (年度) |
2016-01-27 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 素朴概念 / ネット型ゲーム / 学習者の知識 / オーバーハンドパス / 仲間学習 / 小学生 / 体育授業 / 小学校 / ネット型単元 / 体育科教育学 / ネット型ゲーム教材 |
研究成果の概要 |
本研究は,体育授業におけるオーバーハンドパスに関わる学習者の素朴概念について,小学校5,6年の児童を対象に,仲間学習を実施し,その有効性を検証した. その結果,仲間学習によって多くの児童の素朴概念は修正され,パフォーマンスも向上していた.しかし,素朴概念を持ち続ける児童やパフォーマンスの向上していない児童も存在しており,その児童達の仲間学習の変容過程を見ても,仲間学習の成果は他の児童とほぼ同程度であった.また,学習カードを用いた仲間学習の実施においても,一部の児童は素朴概念を持ち続けていた.これらの結果から,仲間学習と併せて他の学習指導方略も組み合わせて児童に教授していく必要性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習者のパフォーマンスは,主に運動能力やモチベーションの低さ,運動有能感の低さに原因があるとされてきた.これに対し,素朴概念という視点から検討することで,学習者の強固な信念や思い込みによって学習が阻害されているとの解釈も可能になる.加えて,児童が納得して学習に取り組めるための知識を特定し,その効果的な学習を促す学習指導方略を提供することで,学習成果の保証が可能になると考えられる. 本研究では,素朴概念を修正するための学習指導方略の検討することによって,自己の動きや相手の動きを適切にモニタリングできていると,適切な知識やパフォーマンスが身につくことが明らかとなった.
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