研究課題/領域番号 |
15K01585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 福井工業大学 (2016-2018) 日本体育大学 (2015) |
研究代表者 |
前川 剛輝 福井工業大学, スポーツ健康科学部, 講師 (50336351)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 高地適応 / 性差 / ヘモグロビン濃度 / 運動パフォーマンス / 高地暴露 / 低圧低酸素 / 動脈血酸素飽和度 / 酸素飽和度低下指数 / 高地トレーニング / ヘマトクリット値 / トレーニング効果 |
研究成果の概要 |
本研究は、高地・低酸素トレーニングによる運動パフォーマンス改善の性差を明らかにすることを目的とした。 高地に滞在して運動トレーニングを行うこと(高地トレーニング)は、男女ともパフォーマンスの改善に寄与するトレーニング方法であることが示唆された。しかし、高地トレーニングに対する運動時の呼吸・循環適応は、男女で異なる適応をたどり、男性は高地に対する換気適応の過程で、換気と血流のミスマッチが増大する可能性が示唆された。また、女性では運動時における糖代謝の改善が顕著に現れた。高地での造血過程でも男女で違いが認められ、量的改善においては女性の方が多くの時間を要する可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高地・低酸素トレーニングによりもたらされた効果のリスクに目が向けられることは思いの外少ない。正に高地・低酸素トレーニングの健康・安全管理における盲点といっても過言ではない。本研究では性差を考慮した新たなエビデンスによる高地・低酸素トレーニング構築の為の、系統的な基礎資料を得ることに成功した。“成功率は半々”といわれている高地・低酸素トレーニングの成功率を高めるだけではなく、健康・安全対策の盲点を埋める取り組みと言える。
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