研究課題/領域番号 |
15K01594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 淳 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (40304696)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 質的研究 / 実践知 / 概念モデル |
研究実績の概要 |
本研究は、バスケットボールにおいて国際的に活躍した審判員か有するゲームコントロールに関するコツを質的研究の手法である SCAT (Steps for Cording and Theorization)から得られた「語り」を手かかりに知織化することによって、審判員および指導者育成に役立つ知見を実践現場に提供することを目的とする。また、「語り」を知識化する過程で、インタビュー調査に試合映像を加え、質の高い語りを引き出すことを試みるものである。 平成28年度は、インタビュー調査に用いる際の試合映像作成を行った。映像資料作成に当たって、映像技術に関する学会に参加し最新の映像技術について情報収集を行った。また、審判員および指導者育成に役立つ知見を実践現場に提供するという観点から世界最大のコーチクリニック(2017 National Association Basketball Coaches Convention)に参加し世界各国の審判員やコーチと議論を行った。その結果、質の高い「語り」を引き出すためには、映像を作成するにあたってコート全体が見渡すことができる映像資料の他に、Virtual Realityの技術を用いて審判員の視点からゲームを見渡すことができる映像資料を準備することが可能であることが分かった。また、審判員の判定に際してはコーチやプレイヤーの発言や心理的側面が大きく影響を与えるため、コーチやプレイヤーが把握しているゲームの状況を審判員が把握しているゲームの状況に合わせて審判員の「語り」を知識化していくことが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究目的を達成するために4つの課題を設定した。1)ゲームコントロールに関するアンケート調査、2)ゲームコントロールに関する映像を用いたインタビュー調査、3)実践知の解釈、4)実践知を知識化し公開するである。 1)から3)について概ね完了しているが、映像を用いたインタビュー調査が完了していないため。
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今後の研究の推進方策 |
映像資料は準備されている。インタビュー調査も一通り終えている。映像を用いたインタビュー調査を早急に行う。
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次年度使用額の使用計画 |
映像を用いたインタビュー調査を実施するための旅費、文字起こしのための謝金として使用する計画である。
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