研究課題/領域番号 |
15K01597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
信太 奈美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (90433185)
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研究分担者 |
山田 拓実 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30315759)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 車いす駆動 / 障がい者スポーツ / 関節負荷 / 競技用車いす / バイオメカニクス / 駆動動作 / 車いすスポーツ / 三次元動作分析 |
研究成果の概要 |
本研究は,車いすスポーツにおける基本的スキルと競技用車いす設定の関係について検討を行った。車いすバスケットボール選手とウィルチェアーラグビーの選手に対してそれぞれの競技用車いすを用いて初動駆動動作と急停止の2動作について3次元動作解析を行った.車いすバスケットボールの選手では、障害や身長という身体特性と駆動パターンとの関係が明らかとなった。ウィルチェアーラグビーの選手では、体幹と上肢機能障害に応じて上肢の駆動パターンの差が大きく、各上肢関節により多くの負荷がかかっている可能性があった。競技用車いすは障害や身長に応じて設定されるが、上肢の関節にかかる負荷に一定の関係はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障がい者アスリートの競技力向上や障害のある人のスポーツ用具の開発については、少子高齢化や健康行動の高まりに伴い今後の発展が期待される.障がい者のスポーツ活動においてはスポーツ障害やオーバーユースが指摘されているが、未だ国際的にもデータは乏しく、選手をサポートする動作分析などの支援に大きな期待が寄せられている.下肢に障害がある人にとって上肢に二次的障害を負うことは,生活動作に支障をきたすことになり,生活に影響することは避けられない.本研究は,個々の障害や体型に合わせたスポーツ用車いすの提供を可能にし、障害がある人が身近に安全にスポーツを楽しみむことでQOLを向上させることに貢献するものと考える.
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