研究課題/領域番号 |
15K01607
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
大沼 義彦 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70213808)
|
研究協力者 |
松井 理恵
申 恩真
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | レガシー / オリンピック / 都市開発 / スポーツ / 都市再開発 / 開発 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、オリンピック大会がもたらすスポーティング・レガシー(スポーツ分野における遺産)がどのように構築されていくのかを、2012年ロンドン大会、2018年平昌大会を事例に検討したものである。平昌のレガシーは1998年の長野大会に準拠していた。ロンドンはスポーツ参加者の増大を目指したが目標に届かなかった。レガシー政策の失敗も指摘されたが、むしろ都市再開発による社会構造の変化の方が大きく影響していること、またレガシー概念そのものの不確実性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オリンピック開催にあたっては、レガシーという用語が使用されるが、それは自動的に開催都市に残されるものではなかった。スポーツのレガシー構築に向けた政策は、開発地域の地理的・文化的・社会的に強く規定されながら、固有な形で計画化されていくが、実際にはレガシーの手前で、立ち退きやホームレスなど、都市再開発による生活基盤の変化が各地で経験されていた。理想のレガシーの基盤はこうした現実とパラレルな関係にあった。また、オリンピック・レガシーという術語自体がもつイデオロギー性や有効性への疑義が示された。
|