暑熱下運動時における熱中症予防と運動パフォーマンス改善策の検討

• 研究課題/領域番号: 15K01641
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 静岡県立大学短期大学部
• 研究代表者: 林 恵嗣 静岡県立大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (00431677)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 体温 / 温熱性換気亢進 / 呼吸化学感受性 / 呼吸化学受容器 / 運動 / 換気量 / 呼吸化学受容器反射

研究成果の概要

本研究課題では、１）安静時の体温上昇が呼吸化学受容器反射の感受性（呼吸化学感受性）に及ぼす影響、２）運動時の体温上昇が呼吸化学感受性へ及ぼす影響、３）呼吸化学感受性の個人差と体温上昇によって生じる換気亢進反応の程度の個人差間に関連があるかどうか、という点について検討した。その結果、１）安静時における軽度の体温上昇（0.7℃）では、呼吸化学感受性は変化しないこと、２）運動および運動に伴う体温上昇によっても呼吸化学感受性が変化しないこと、３）呼吸化学感受性の個人差と体温上昇によって生じる換気亢進反応の程度の個人差との間には相関関係がみられないこと、などが明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] Characteristics of hyperthermia-induced hyperventilation in humans (2016)
  • 著者名/発表者名: Tsuji B, Hayashi K, Kondo N, Nishiyasu T
  • 雑誌名: Temperature 巻: 3 号: 1 ページ: 146-160
  • DOI: 10.1080/23328940.2016.1143760
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Ventilatory response to increasing body temperature: Characteristics and effect on central fatigue (2015)
  • 著者名/発表者名: Keiji Hayashi
  • 雑誌名: The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine 巻: 4 号: 2 ページ: 143-149
  • DOI: 10.7600/jpfsm.4.143
  • NAID: 130005073616
  • ISSN: 2186-8123, 2186-8131
• [学会発表] Effect of food intake on the respiratory response to CO2 (2017)
  • 著者名/発表者名: Keiji Hayashi, Misato Suekuni, Koji Sugiyama.
  • 学会等名: The 17th International Conference on Environmental Ergonomics
  • 国際学会
• [学会発表] 食事摂取が呼吸化学感受性に及ぼす影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 林 恵嗣，小川 剛司，杉山 康司．
  • 学会等名: 第70回日本体力医学会大会
  • 発表場所: 和歌県民文化会館
  • 年月日: 2015-09-18
• [学会発表] Effect of rising body temperature on respiratory chemosensitivity to CO2 (2015)
  • 著者名/発表者名: Keiji Hayashi, Takeshi Ogawa, Koji Sugiyama
  • 学会等名: The 16th International Conference on Environmental Ergonomics
  • 発表場所: Portsmouth, United Kingdom
  • 年月日: 2015-07-03
  • 国際学会