研究課題
基盤研究(C)
本研究では、より効果的な個別糖尿病教育プログラム(DSME)を構築することを目指して、DSME終了後の血糖コントロールに影響を及ぼす臨床背景について検討を行った。糖尿病教育目的に入院となった2型糖尿病症例を対象として、2週間のDSMEを施行し、入院中に性格・心理査定を含めた各種臨床背景の調査を行なった。さらに当診療科に外来通院中の2型糖尿病症例および一般検診受診者を対象として、臨床背景と心理学的評価を行った。DMSE後の血糖コントロールに影響を及ぼす因子として食事内容、罹病期間、性格、体重管理が関わっていることが判明した。また、糖尿病症例では睡眠障害・抑うつの合併が有意に多かった。
糖尿病は生活習慣の改善を必要とする疾患である。生活習慣には各国間で相違があり、諸外国の糖尿病教育プログラムを本邦でそのまま導入することは困難であるうえに、その効果も不明である。本研究では、わが国において指針のない糖尿病教育プログラムの構築を目指し、教育効果に影響を及ぼす因子について性格・心理的側面を含め子細に検討を行った。個々の症例が持つ臨床背景に合わせ、オーダーメイドの教育プログラムを作成することは、わが国独自の糖尿病治療として有用と思われる。また患者教育を要する他疾患(気管支喘息、心疾患、膠原病、腎疾患等)への応用も期待される。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 4件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 3件)
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