研究課題/領域番号 |
15K01656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
鎌野 寛 香川大学, 保健管理センター, 教授 (60284337)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 学校感染症 |
研究成果の概要 |
本研究では学校感染症を社会問題ととらえ感染症流行の分析を行い,予防教育のため流行予測モデルプログラムを作成した。(1) 国内外の百日咳感染事例の分析を行った。そして,SIR法による百日咳感染のシミュレーションと非線形回帰分析を行った。(2)インフルエンザ流行の非線形回帰分析を行った。さらに,時系列分析と重回帰分析にて解析を行い,インフルエンザ流行因子として,環境因子の影響を見出した。環境因子を加えて分析を行うと収束時期やピークをより精緻に予測出来ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本において百日咳患者数は2006年から6年間で約2.7倍になった。米国では2002年より成人百日咳が増加した。英国でも2011年より百日咳患者が急増した。また,2009年にはA(H1N1) 2009インフルエンザが国内外で流行し社会的に大きな脅威となった。本研究では学校感染症を社会問題ととらえ感染症流行の分析,および,シミュレーションを行い予防教育のための流行予測プログラムを作成した。本研究を通して,感染症流行と環境因子との関連性について解明を行った。感染症流行の分析,および,シミュレーションによる感染症流行予測は社会における感染症予防教育に重要な役割を果たすことが示唆された。
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