研究課題/領域番号 |
15K01667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 進 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (90291757)
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研究分担者 |
鈴木 貴士 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (60440484)
川尻 達也 金沢工業大学, 基礎教育部, 講師 (80626292)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ヘルスプロモーション / メンタルヘルス / レジリエンス / 大学不適応 / 大学不適応症状 / 不登校傾向 / 学業へのつまずき / 学業へのつまずき感 / 大学に対する不本意感 / 縦断的資料 / ストレス対処行動 / 運動習慣 / つまずき感 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学不適応症状や不登校傾向を有する大学生に対するレジリエンス評価の有効性を縦断的および横断的資料に基づき検討することを目的とした。同一学生に大学不適応症状や不登校傾向、日常生活習慣、メンタルヘルス、レジリエンス、インタネット依存などに関する調査を年2回実施した。大学不適応症状を有する学生のストレス度、疲労度、うつ度、大学への充実感の乏しさ、ネガティブ対処行動、インタネット依存度は、レジリエンスが低い者ほど高く、レジリエンスが高い者ほど友人との会話頻度やポジティブ対処行動が高かった。レジリエンス特性と含めた学生の特性分類に基づく学生指導の有効性を示すかもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「学生の健康白書」などの報告によれば、不適応症状を有する学生は増加し、休学率・退学率も増加傾向を示している。一方、大学の教育現場では、不適応症状を示す学生への効果的な対応策は見いだせていないのが現状である。このような中において、逆境からの立ち直りを意味する「レジリエンス」という概念を利用した検討が注目されている。本研究ではレジリエンスと不適応症状や不登校傾向、生活習慣、メンタルヘルスなどの関係について分析し、レジリエンス特性による傾向の違いが認められた。従来のストレス対処行動特性と同様に、レジリエンス特性も含めた学生の特性分類により、適切な学生指導に結びつける手段の一つとなるかもしれない。
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