研究課題/領域番号 |
15K01685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
菅谷 渚 横浜市立大学, 医学部, 助教 (90508425)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 過敏性腸症候群 / 認知 / 行動 / コルチゾール / DHEA / CRP / IL-6 / 自律神経活動 / 副腎皮質ホルモン / インターロイキン6 / C反応性たんぱく / 認知・行動評価尺度 / 不安 / 抑うつ / C反応性タンパク / C反応性蛋白 / 認知・行動的要因 / 免疫系 / 自律神経系 |
研究成果の概要 |
本研究では過敏性腸症候群(IBS)に特化した認知要因の評価尺度CS-FBDと行動要因の評価尺度IBS-BRQの日本語版を作成し、信頼性・妥当性の検証を行い【研究1】、これらの評価尺度を応用して、IBSの病態生理にかかわるとされる唾液中内分泌・免疫指標、自律神経活動、血圧といった生理指標と認知・行動・感情との関連を探った【研究2】。研究1については現在得られているデータからCS-FBDおよびIBS-BRQは概ね良好な内的整合性と基準関連妥当性が得られた。研究2については唾液の生化学分析の実施が遅れているが(2019年10月実施予定)、血圧において認知・行動指標との一定の関連が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では、IBSに特化した認知・行動的側面を評価する尺度が乏しく、認知行動的要因を含めた心理・生理学的メカニズムや介入効果の研究が遅れている。我々はIBSの認知・感情・行動のメカニズムや認知の先行研究でと副腎皮質ホルモンをはじめとした生理指標の関連を検討してきたがIBSに特化した尺度を用いておらず、IBSに特徴的な現象を精緻にとらえるという点で限界があった。IBSに特化した認知・行動的特徴を把握するCS-FBDやIBS-BRQを用いることによってIBSの臨床像をより的確にとらえた心理・生理学的メカニズムの解明の貢献を可能とし、ひいては治療プログラム改善を促進することが期待できる。
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