研究課題/領域番号 |
15K01762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 東邦大学 (2017-2018) 帝京平成大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
臼井 雅美 東邦大学, 健康科学部, 教授 (50349776)
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研究分担者 |
田久保 由美子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (20385470)
島袋 香子 北里大学, 看護学部, 教授 (70206184)
園部 真美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (70347821)
金子 あけみ 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (80588939)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 家族システム / 周産期 / 家族支援 / 初産婦夫婦 / 夫婦関係 / 親子関係 / 家族機能 / 家族システムケア / 初めて親になる / プログラム開発 / 夫婦支援 / 親子支援 |
研究成果の概要 |
家族システムケアアプローチによる周産期家族支援プログラムを開発・検討することを目的とし、A・B助産院に通院している初めて親になる夫婦17組に対して、妊娠期および産褥期に家族支援プログラムを実施した。その結果、周産期家族支援プログラムは家族機能を高めることに働くことや、抑うつ状態であると家族機能は強化されない傾向は示されたが、本プログラム受講後は主観的幸福感を高めたり、プログラム受講後の自己効力感が高いと家族機能が強化されたりする結果は示されなかった。一方、家族やその関係性が可視化されることでの効果が示され、本プログラムは家族システムの移行がスムーズとなり、家族機能が強化されることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族システムケアアプローチを用いての家族支援は、ジェノグラムやエコマップを使用し夫婦でどのような役割関係やサポートを得るのかを可視化することによって家族像を具体化するとともに、円環パターン図を用いて妊娠・出産・育児に伴う夫婦の関係性を相互に認識し、不安や困難への対処を見いだすことができる。これまで看護アセスメントとして北米を中心に広まった視点を、ケアの対象者、特にセルフケア能力の高い周産期の夫婦に応用し家族機能に対する効果が得られている。現代社会における母子の孤立や親のメンタルヘルス、強いては児童虐待などの社会問題を解決する上でも有用と考えられる。
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