研究課題/領域番号 |
15K01765
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
三宅 孝昭 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (80244672)
|
研究分担者 |
松浦 義昌 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (60173796)
坪内 伸司 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (10188617)
田中 良晴 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 准教授 (60236651)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 幼児 / 身体活動 / 免疫 / 保育 / 介入 / s-IgA / 体温 / 身体活動量 / 保育内容 / 睡眠覚醒リズム / 生活リズム / 生活調査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、幼児における身体活動が免疫グロブリンAに及ぼす影響を明らかにすることである。保育中の身体活動量を増加させることにより、s-IgAがどのように変化するのかを検討した。具体的には、日常の保育と身体活動が多い保育を行い、幼児の免疫機能に及ぼす影響を比較した。 その結果、身体活動量の多い保育は、日常の保育と比較して、全ての測定ポイントで有意な向上はみられず、就寝時、登園時、降園時は5%水準で有意に介入後が高くなっていたが、起床時と昼食前には有意な差はみられなかった。全体の平均としては、免疫レベルの向上がみられ、身体活動量の増加が免疫機能に有益な結果をもたらす可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの身体活動の減少が指摘されており、身体活動量の減少は、子どもの体力低下の要因になっているだけでなく、生活リズムとの関連性についても指摘されている。そのような中、子どもにとっての身体活動の意義を検証するため、身体活動量の多い保育内容を設定し、日常の保育と身体活動の多い保育について、これまで数少ない唾液採取という非侵襲性の生理的な指標を用いて免疫レベルを比較検討した本研究は、子どもの健康生活に有益な生活リズムと身体活動の奨励を保育現場にフィードバックするためにも、意義があると考えられる。
|