研究課題/領域番号 |
15K01777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 長野県看護大学 (2019) 高崎健康福祉大学 (2017-2018) 東京医療保健大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
河内 浩美 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (60387321)
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研究分担者 |
安達 久美子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30336846)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 性的成熟 / 思春期 / 困難 / 親支援 / 概念分析 / 尺度開発 / 性成熟 / 困難感 / 親 / 母親 / 子育て / 2次性徴 / 性意識 / 性行動 |
研究成果の概要 |
思春期における性成熟の構造概念は,属性として≪生物学的な成熟≫≪生殖可能な状態≫≪性に関する心理的な成熟≫,先行要件として≪性ホルモン分泌機能開始≫≪自然的発生に伴う身体の成長≫≪性意識の認知≫,帰結として≪成人としての肉体的成長の完了≫≪二次性徴の完了≫≪妊孕能力の確立≫が抽出された.また,父親も含めた親を対象とした子どもの性的成熟に対する困難感尺度開発にむけた尺度項目として有用となる,子どもの思春期における性成熟に対して親がとらえる困難さは,6つのサブカテゴリ―からなる≪子どもへのかかわりについての難しさ≫と2つのサブカテゴリ―からなる≪親自身に起因する難しさ≫であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,これまで国内に限らず諸外国において明らにされていなかった子どもの性成熟に対する親の困難さの実態が明らかにされた.これらを基に,父親も含めた親を対象とした子どもの性的成熟に対する困難感尺度の開発にむけ尺度項目の検討が可能となった.今後,さらに尺度が開発され一般化されることで,親のもつ子どもの性的成熟に対する困難感に向けた具体的な支援策の検討が可能となる.更に,親の子どもの性的成熟に対する困難感について,多方面からの要因との関連や影響要因が検討することが可能となり,取り残されている思春期の性に関する調査への活用が期待されると考える.
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