研究課題/領域番号 |
15K01785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 帝塚山大学 |
研究代表者 |
辻川 ひとみ 帝塚山大学, 現代生活学部, 准教授 (70388883)
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研究協力者 |
中野 明 元帝塚山大学, 教授
鈴木 道子 元NPO法人全国家庭的保育連絡協議会, 理事長
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 家庭的保育 / 戸外活動 / 園外活動 / 散歩 / 地域資源 / 保育 / 地域型保育 / 保育施設 |
研究成果の概要 |
本研究では、待機児童問題の受け皿となっている地域型保育施設の中でも、園庭を持たないことから屋外保育活動が困難であることをデメリットと問題視されている家庭的保育施設に焦点を当て、施設が実施している戸外活動の実態を明らかにする事を目的とした。そこで、著者の既研究において抽出された、施設周辺の地域資源を用いて豊かな戸外活動を行なっている施設を対象とし、現地調査を行い、戸外活動の詳細な実態を明らかにした。さらに調査から得られた結果と施設周辺の物理的環境との関係から分析を進め、戸外活動の在り方や様々な地域資源利用の可能性、さらにそのために求められる自治体の協力体制などについても提案することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに家庭的保育事業を扱った研究には、制度や保育内容に関するものが多く、施設内外の保育環境を建築学的視点から論じたものは散見されるにとどまり、十分に議論されてこなかった。しかし、家庭的保育事業が量的に拡充されている現状下で、本事業を多様な保育サービスの1つとして位置づける為には、園庭を持たない家庭的保育施設が戸外活動において、いかに周辺の地域資源を活用する事ができるかが重要な鍵となる。本研究では、園庭をを持たない家庭的保育施設において、保育活動の中で重要となる戸外活動のあり方、また地域資源の活用方法や環境整備のあり方を提案する事ができたと考える。
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