研究課題
基盤研究(C)
緑藻の一種が生産するニグリカノシド類は、がん細胞の有糸分裂を強力に抑制することが報告された、エーテル結合型(酸素原子で結び付けられた)糖脂質である。2015年に決定された絶対立体配置を基に、効率的な収束全合成を計画した。ニグリカノシド類の構造上の特徴であるエーテル相互結合構造と二つのエーテル結合に挟まれた炭素-炭素二重結合について、それぞれ立体選択的構築法を開拓した。さらに、ニグリカノシド類を左右に分割して合成を進め、右側部分構造の合成経路も概ね確立できた。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Tetrahedron Letters
巻: 59 号: 14 ページ: 1372-1376
10.1016/j.tetlet.2018.02.052
巻: 59 号: 19 ページ: 1846-1850
10.1016/j.tetlet.2018.03.091
Tetrahedron
巻: 73 号: 6 ページ: 703-726
10.1016/j.tet.2016.12.041