研究課題/領域番号 |
15K01820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村田 亜沙子 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (50557121)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | RNA高次構造 / 合成小分子 / -1リボソーマルフレームシフト / 翻訳制御 / バイオテクノロジー / 小分子化合物 / 翻訳-1フレームシフト / 翻訳-1フレームシフト / 翻訳–1フレームシフト |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,「合成小分子で誘導される-1リボソーマルフレームシフト(-1PRF)により,細胞内でのタンパク質の輸送・局在を可逆的にコントロールする」ことである。本研究では,-1PRF誘導シグナルであるmRNA上の二次構造形成を合成小分子により誘起することで,細胞内で人為的に-1PRFを誘導することに成功した。本研究で開発したシステムは,合成小分子を用いるタンパク質発現の新たなツールを提供するとともに,-1PRFを介したシグナルペプチドの翻訳制御および標的タンパク質の輸送・局在への応用が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質の輸送や局在を規定するシグナルペプチドは,任意のタンパク質を特定の細胞小器官へ局在させることに利用されている。シグナルペプチドの付加は,タンパク質の遺伝子配列にシグナルペプチドをコードする塩基配列を付加する,という遺伝子工学の手法により行われる。そのため,発現後のタンパク質へのシグナルペプチドの付加もしくは除去は,既存の遺伝子工学手法では実現出来ない。本研究は,合成小分子で誘導される-1フレームシフトを利用することで,標的タンパク質に翻訳の段階でシグナルペプチドを付加する方法を提供する。
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