研究課題
基盤研究(C)
可塑性イメージング技術の開発には神経可塑性の分子基盤との関係性を検証する必要がある。そのため、動物モデルを用い、同様に神経可塑性を誘導する記憶に焦点を当てることに変更した。記憶の痕跡は分散して全脳の神経回路に刻み込まれる。核磁気共鳴(MRI)技術は全脳を検索できる。記憶の痕跡を捉える技術は提案されていない。記憶は神経回路構造の微視的な形態を変化させる。MRI技術で微視的形態変化を捉えることができる。我々はこの技術を利用して、ラットの空間学習後の海馬MRI変化を捉えた。その変化は長期記憶の成績と相関した。このMRI変化は記憶の痕跡と関係あるかもしれない。
我々は、長期記憶の痕跡と関係したMRI変化を捉えた。今回の研究で開発した動物実験系を用いて、MRI変化と神経回路の形態変化との関係性を調べる予定である。この研究成果は、記憶の痕跡を可視化するMRI技術に生物学的根拠を与える次の研究の礎となる。当初の提案では、電磁気脳刺激の治療効果をMRI技術で捉える事を目的にしていた。神経可塑性は治療効果の下位基盤となる。今回の成果は提案当初の目的達成にも通じる。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
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