研究課題/領域番号 |
15K01835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
飯ヶ谷 嘉門 昭和大学, 医学部, 兼任講師 (80445204)
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研究分担者 |
鬼丸 洋 昭和大学, 医学部, 客員教授 (30177258)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肥満 / 低血糖 / 交感神経 / 電気生理学研究 / 視床下部腹内側核 / 摂食ペプチド / 摂食行動 / 摂食関連ペプチド / ラット / スライス / オレキシン / グレリン / 摂食 / 神経ペプチド / リズミック活動 / 神経科学 / 周波数解析 / 視床下部 / VMH / 脳スライス標本 / 動脈潅流標本 |
研究成果の概要 |
視床下部腹内側核(VMH)は摂食行動と交感神経(SNA)に重要な役割を果たしており、リズミック神経バースト活動(VMHオシレーション)を発生する。本研究では摂食関連ペプチドのVMHオシレーションに対する影響を調べた。その結果、VMHオシレーションを1)促進するもの;オレキシン、CRF、インスリン、PACAPあるいは2)抑制するもの;ガラニン、グレリン、NPY、CART、CCK、レプチンに分けられた。前者のペプチドの脳内投与は交感神経活動を亢進し、後者はそれを抑制する傾向があることから、神経ペプチドの交感神経に対する作用がVMHオシレーションを介して起こる可能性に矛盾しない結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低血糖から回復遅延や褐色脂肪細胞からの熱産生は、視床下部の腹内側核(VMH)を介した交感神経が調節していると考えられている。私どもが新たに発見したVMHのバーストリズムは、グルコース濃度や摂食ペプチドによってバースト頻度が変化することが確認された。さらにそのバースト頻度は交感神経活動に影響していることが証明された。したがって、このバーストリズムへの人為的な介入が、低血糖や肥満の改善の研究につながると期待できる。
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