研究課題/領域番号 |
15K01860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
白石 壮一郎 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (80512243)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高学歴化 / 生計戦略 / ライフコース観 / 就業・就学待機 / 地域移動 / 社会移動 / アスピレーション維持 / 東アフリカ / 地域間移動 / 階層間移動 / 社会関係資本 / ライフコース戦略 / 階層移動 / 進路バリエーション / 将来像フレーミング / 潜在的議題としての家財相続 |
研究成果の概要 |
本研究は、初等教育無償化世代の農村部出身高卒若年層の失業状態を民族誌的に扱う。目的は、(1)地方都市や首都近郊での就職・進学待機時の生業戦略と社会関係、(2)アスピレーション維持と将来の就職・結婚などのライフコース戦略を明らかにすることだった。事業期間の調査から、(1)キョウダイ関係・友人関係を軸に、若干の有職者を含む零細な商業に従事する都市社会ネットワークが構築されていること、(2)かれらは農村部Uターン移動を拒否し、進学・就職のアスピレーション維持と都市での結婚という課題を達成しようとすること、農村部の両親との関係維持・調整への対処のあり方が男女で分かれることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際援助から投資へというスキーム転換のもと、東アフリカの首都郊外や地方都市の滞留人口の潜在力は注目されるが、都市滞留人口について、従来はもっぱらスラム拡大の阻止と生活向上にばかり関心が集まってきた。本研究は高学歴滞留人口のポテンシャルについて実証データをもとに読み解こうとするもので、①社会問題化した「高学歴職なし」若年層の実態を明らかにし、②セカンダリ卒以上の学歴層というボリュームゾーンのキャリア・アップ戦略やドロップ・アウトへの対応を検討することができる。また、③地域産業に参入可能な潜在的労働力の質について資料を提供するものである。
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