研究課題/領域番号 |
15K01863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
野村 奈央 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (10709588)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 物質文化 / 消費文化 / 民族誌 / 宗教社会学 / 再洗礼派 / アーミッシュ / アメリカ研究 |
研究成果の概要 |
民族誌学的なフィールドワークを主たる研究手法とし、ペンシルバニア州ランカスター郡のアーミッシュ・コミュニティにてフィールドワークを中心とした現地調査を行い、画一的と捉えられがちなアーミッシュのコミュニティ内に存在する多様性の構築に関わる様々な要因を詳細に記述した。彼/彼女らの消費活動から、消費とは一線を画していると論じられてきたアーミッシュが、実際には消費活動が宗教的アイデンティの構築に大きな役割を担っていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニティに密着した調査を行うことで、文化の実践者であるアーミッシュの様々な消費行動だけではなく、彼/彼女らの消費文化を支える非アーミッシュの行動も調査の対象とし、コミュニティの多様性が生産/再生産される過程を考察した。本研究は、アーミッシュ研究の蓄積に貢献するだけではなく、グローバル化が進む現代において重要とされる文化の多様性の形成過程の一側面を明らかにした。
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